きれいな傘をさしたいから雨女になりたい
短歌
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気圧変化にふれる神経、見えないものに触れられるということだ
各駅停車に乗るときに安心したりわずらわしかったり
「泣いちゃうと知っているからマスカラつけない」それでも化粧をして向かうのね
「歯医者ってコンビニくらいあるんだってさ」住宅街であなたの声だけ
先頭で進行方向見る子ども、携帯電話を見る大人たち
路線図の駅どのくらい降りたのか数えてみようか時を流すため
ひとのかお、おなじ組み合わせがないふしぎ確立出したらどのくらいなの
2019.6.22